ハワイ出産のメリットと気をつけるべき点
- Aloha Bebe編集部
- 2022年12月12日
- 読了時間: 5分
更新日:1月12日
ハワイでの出産は、魅力的な部分が多い反面、気をつけないと後で困ることになることが多いのも事実です。この記事では、メリットと気をつけるべき点の両方をご紹介していますので、皆さんの判断のお役に立てれば幸いです。

さまざまなメリット
無痛分娩ができる
アメリカでは基本的に無痛分娩を選択します。アメリカの出産では、麻酔専門の医師と分娩専門の医師、出産後に赤ちゃんを見る小児科医とそれぞれの専門分野で担当を分担します。弊社でご紹介するハワイの病院では、ベテランの麻酔科医が多数いらっしゃいますので、安心して無痛分娩を選択いただけます。日本で無痛分娩に対応している病院・産婦人科は少ないのが現状です。妊婦に負担の少ない無痛分娩が選択できることは、産後の回復速度にも影響しますので、身体的にも大きなメリットではないでしょうか。
アメリカ国籍の取得
アメリカは出生主義ですので、アメリカ国内で生まれたお子さんは、無条件でアメリカ国籍が取得できます。将来、お子さんの学業や仕事で活躍できる場所としてアメリカを選択できることは、お子さんの可能性を大きく広げることになることは間違いありません。公立校であれば学費無料で通学できる、私立校でも留学生に比べると圧倒的に奨学金が受けやすくなる、といった学業でのメリットがあります。また、卒業後にアメリカ国内で就職する場合も、留学生ではビザ取得が会社側の負担になる一方、アメリカ国籍であればその負担もないため採用されやすいという就職時のメリットもあります。
ハワイの温暖な気候とリラックスした雰囲気
なんと言っても、この点がハワイ出産における一番のメリットではないでしょうか。母子ともに快適な環境でゆったりと出産に備えられますし、余裕があればパワースポットで出産前に自然のエネルギーをもらったり、ハワイアンミュージックで胎児にもリラックスさせて、ストレスのない出産体験ができることは、一生に数回しかない出産を最高の経験・思い出にしてくれることは間違いないと思います。生まれてきたお子さんも「私はハワイ生まれなんだ」という特別な想いを持って人生を歩めることと思います。
設備の整った医療施設
アメリカ海軍の第7艦隊の重要拠点であるパールハーバーのあるハワイは、軍人の救護ができる医療体制を準備しているため、他の地域に比べても医療施設の水準が非常に高いという特徴があります。
日本人が馴染みやすい土地
今から約150年前の1868年に、日本からたくさんの移民がハワイに訪れました。のちに元年者と呼ばれる約150名のこの方達は、砂糖農園での過酷な労働を強いられるなど、大変な苦労を乗り越えたのち、多くの人がハワイ現地の方と結婚して、カマアイナ(現地人)として馴染んでいきました。今でもラストネームに明らかに日本人の姓であることがわかる人が多くいらっしゃいます。ハワイの人口の4割以上はアジア系と言われており、日系人は約2割を占めています。日本人観光客が親しみやすいのも、当然と言えば当然な状況ですね。
親のグリーンカード申請
アメリカ国籍の子どもが21歳になると、その両親もグリーンカードを申請することができます。移民法では、アメリカ国籍の親は優先枠扱いですので、グリーンカード取得の可能性が高いことが期待されます。
気をつけるべき点
医療費が高い
アメリカは、世界の中でも出産費用が高額であると言われています。アメリカ人ではない外国人がハワイで出産する場合、医療費は当然ながら保険適用できませんので、出産前の健康診断、分娩、入院、麻酔代、薬代、出産後の小児科医の全ての費用が全額自己負担になります。出産後は、たいていの妊婦が1泊2日で退院しますが、入院を延長することになった場合は1泊ごとに1000ドル前後、出産後に赤ちゃんがNICUに入った場合は1泊ごとに2000 - 4000ドルの費用がかかります。
もちろん、NICUに入ることは稀ではありますが、万が一の際にかかる費用が払えない可能性がある場合は、ハワイ出産は見送った方が良いでしょう。
滞在費用も高い
ハワイでの滞在は、2 - 3ヶ月程度コンドミニアムのレンタルやホテル滞在を選択することになります。ハワイ州の家賃相場はアメリカ国内でもトップクラスです。また島国であるハワイは物価もアメリカ国内でトップクラスに高く、食費や日用品も費用がかさみます。
出産直前の渡航が必要
他の記事でも詳しく紹介しますが、36週を超えた妊婦の搭乗は拒否する航空会社が多いです。それだけリスクがあるということではありますし、入国の際の対応も厳しいものになります。母子ともに万全の状態でハワイ出産に臨みたいですね。
まとめ
以上、ハワイ出産のメリットと気をつけるべき点をまとめてみましたが、皆さんはどのように感じたでしょうか?メリットを取るか、リスクは回避するか、お子さんの人生と出産前後の母体の健康に大きく影響する選択になるのは間違いないので、慎重に選んでいただきたいと思います。ただ、リスクがあるだけに、無事出産が終わった際の達成感もまた大きいことと思います。
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